ここから本文です

撃たれた米下院議員、危険な状態続く 野球試合は決行

6/16(金) 11:36配信

朝日新聞デジタル

 暴力には屈しない――。米ワシントンで15日、連邦議会のチャリティー野球大会が行われ、共和、民主両党の議員が対戦した。前日の練習中に共和党のスティーブ・スカリス下院議員らが襲われる銃撃事件が発生。トランプ政権のロシア疑惑などをめぐり日頃は激しいつばぜり合いを演じる両党だが、この一戦では「チーム・スカリス」として結束した。

 銃撃事件を受け、球場の周辺には警察当局が厳戒態勢を敷いた。入場口ではセキュリティーチェックが行われ、長蛇の列ができた。試合前、トランプ大統領はビデオメッセージで「脅迫や暴力行為、民主主義への攻撃には屈しないことを世界に示している。試合は続行される」と語った。一塁側に共和党、三塁側に民主党の支持者が座り、得点が入ると大きな歓声が起きた。試合は11対2で民主党が勝った。

 14日に首都近くのバージニア州で、試合に向けて練習していた共和党の議員やスタッフが男に銃撃され、4人が撃たれた。ロイター通信によると、臀部(でんぶ)を撃たれたスカリス氏は15日までに3度の手術を受けたが、危険な状態が続いているという。(ワシントン=土佐茂生)

朝日新聞社