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<広島県警>署内の防犯カメラ増設へ 8500万盗難受け

6/16(金) 9:57配信

毎日新聞

 広島中央署会計課の金庫内にあった詐欺事件の被害金8572万円が盗まれた事件で、広島県警は15日、防犯体制の不備を認め、今年度中にも県内の署の敷地内に設置してある防犯カメラを増設する方針を明らかにした。また事件発覚後に各署の証拠品の管理状況を調べた結果、「(県警のルールを逸脱するような)問題はなかった」とした上で、再発防止のため、県警での一元管理を検討する考えを示した。

 県議会警察・商工労働委員会で、県警刑事部の酒井伸治部長が報告した。防犯カメラは現在、県内28署中17署に設置。事件のあった広島中央署は防犯カメラはあったものの、正面玄関の人の出入りを映していなかったとみられ、状況把握に時間がかかる一因とされていた。酒井部長は「設置状況は必ずしも十分とはいえない」と答弁しており、県警は本年度中にも既設の署も含めて順次増設させる考え。

 また証拠品管理の巡回指導は事件発覚3日後の11~16日に県内全署で実施。保管設備の異常▽施錠の状況▽鍵の適正管理--などを確認したところ、現金や覚醒剤などはすべて捜査担当部署が管理する保管庫にあり、管理方法や設備に不備は見つからなかったという。

 長期化の様相をみせている捜査状況について、酒井部長は「100人以上を事情聴取しており、今も続いている」と説明。「県警本部員の出入りもあるので犯人像の拡張も絞り込みも同時進行で行っている」と述べるにとどめた。【東久保逸夫、小山美砂】

最終更新:6/16(金) 9:57
毎日新聞