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加計学園「総理の意向」発言ない=内閣府調査、文科省文書と食い違い

6/16(金) 10:03配信

時事通信

 学校法人「加計学園」(岡山市)の国家戦略特区への獣医学部新設をめぐり、内閣府が早期開学を促したとする文書の存在を確認した文部科学省の再調査を受け、戦略特区を所管する山本幸三地方創生担当相は16日午前の閣議後の記者会見で、「総理のご意向」などと発言した職員はおらず、それを裏付ける文書も発見されなかったとの内閣府の調査結果を発表した。

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 松野博一文科相は15日に、獣医学部新設に関し文科省が内閣府から「総理のご意向」などと言われたとする文書が見つかったと発表した。言い分に食い違いが生じた形だ。

 山本氏によると、内閣府の職員9人からヒアリングを実施。その結果、「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」などの発言に関し、ヒアリング対象者全てが「発言していない」「聞いた記憶はない」などと回答した。

 一方、萩生田光一官房副長官が獣医学部新設の条件を修正するよう指示したことをうかがわせる内容のメールを内閣府職員が文科省側に送ったことは認めた。ただ、指示は萩生田氏でなく、山本担当相だったとし、職員が「事実関係を確認しないまま発信してしまった」と説明した。

 文科省の再調査とのずれについても言及。内閣府職員が他省庁との議論で、規制改革全般について「スピード感を持って実現すべきだ」との安倍晋三首相の発言に言及していたとし、文科省の文書は「作成者の受け止め」「内閣府職員が時として使用する強い口調が反映された」などとした。 

最終更新:6/16(金) 14:49
時事通信