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米当局がディカプリオ氏への寄贈品など差押えへ、1MDB資金流用問題で

6/16(金) 12:44配信

ロイター

[ワシントン 15日 ロイター] - 米司法省は、俳優レオナルド・ディカプリオ氏に寄贈されたピカソの絵画とハリウッド映画2本の権利について、マレーシア政府系ファンド、ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)からの不正資金流用があったとして提訴するとともに、当局が15日、差し押さえ措置に動いた。

対象となっているのは、1MDBの関係者が2014年に不正流用した資金で購入し、ディカプリオ氏に寄贈したピカソの絵画、および2014年公開のジム・キャリー主演映画「Dumb and Dumber To(帰ってきたMr.ダマー バカMAX!)」と、15年公開のウィル・フェレル主演映画「Daddy's Home(パパVS新しいパパ)」の興行収入などに対する権利。

司法省は、これらを巡り総額5億4000万ドル(約600億円)以上の金額が資金洗浄(マネーロンダリング)でねん出されたとして、返還を求めるという。

1MDBの資金流用問題を巡っては昨年、ディカプリオ氏主演の映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(13年公開)の権利差し押さえ手続きが行われている。今回の2本とともに、映画は2009年に1MDBを創設したナジブ首相の息子リザ・アジズ氏が設立した製作会社レッド・グラナイト・ピクチャーズが手掛けた。

ディカプリオ氏のスポークスマンは声明で、ディカプリオ氏はピカソ絵画の所有権を米政府に移す手続きを始めたと述べるととともに、同氏は昨年7月に1MDB関係者からの寄贈品はすべて返還する意向を示しており、レッド・グラナイトから寄贈された故マーロン・ブランド氏のオスカー像もすでに返還したと明らかにした。

最終更新:6/16(金) 12:44
ロイター