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東芝、寝台列車「瑞風」に小型駆動システム納入

6/16(金) 12:53配信

EE Times Japan

 東芝は2017年6月16日、JR西日本の新型寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ)」(以下、瑞風)1編成10両向けに、リチウムイオン二次電池「SCiB」などで構成する新開発の小型ハイブリッド駆動システムを納入したと発表した。

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 東芝が納入した駆動システムは、ディーゼル発電機で発電した電力とバッテリーアシストによるハイブリッド方式の駆動システム。瑞風は、架線のない非電化区間も走行するため、ハイブリッド方式の駆動システムを採用した。

 また通常、列車の駆動システムは、車両の床下に搭載されるが、瑞風では、寝台列車特有のシャワー用水タンクなどの機器類も搭載する必要があり駆動システムの搭載スペースが限られることから、システムの小型化が求められていたという。

 東芝とJR西日本は共同で、駆動システムのうちモーターとバッテリーの制御を行う主変換装置として、従来の空冷方式に比べて装置外側の冷却フィンの設置が不要な水冷方式にした装置を開発。同装置には、鉄道向けの半導体に比べ低圧の自動車などに向けたパワー半導体も採用し、主変換装置を屋根上のスペースに設置可能なサイズ、重量を実現した。

 バッテリーには東芝独自のリチウムイオン二次電池「SCiB」を適用。モーターは、全閉構造により低騒音化と内部清掃を不要としてメンテナンスの簡素化を実現したとしている。

 なお、このハイブリッド駆動システムを搭載した瑞風は、2017年6月17日から運行される予定だ。

最終更新:6/16(金) 12:53
EE Times Japan