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震災の記憶、マトリョーシカに込め 岩手

6/16(金) 7:55配信

産経新聞

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた陸前高田市の仮設商店街にある雑貨店が、津波の怖ろしさを伝えたいとの思いを込めたロシア人形「マトリョーシカ」を販売している。

 この雑貨店は、未来商店街の「Laugh(ラフ)」。「笑い」を意味する店名に、菅野恵代表(33)は「震災直後に開店したので、お客さんに笑顔になってほしいと思った」と話す。

 作り上げたマトリョーシカの品名はずばり「TSUNAMI matryoshka(ツナミマトリョーシカ)」。4個組みで、サイズは一番大きなものが高さ10センチ、幅7・5センチ。大きい3つは街を襲った黒い津波を表し、一番小さいものは全てなくなった街を白で表現。赤い目玉に捨ててはならない希望を託した。

 菅野代表は「また同じような災害が起きるかもしれない。記憶が風化しつつあり、震災の怖ろしさを伝えなければいけない。現在は海外の工場で作っているが、いつか被災地で作れれば」と話している。

 値段は8640円。ウェブサイトでも購入できる。問い合わせは(電)0192・47・4760。

最終更新:6/16(金) 7:55
産経新聞