ここから本文です

<米国>キューバ渡航を厳格化…規制緩和転換、国交は維持

6/16(金) 12:10配信

毎日新聞

 【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領は16日、南部フロリダ州マイアミで演説し、オバマ前政権が進めた対キューバ制裁緩和策の転換を表明する。米国民のキューバ渡航規定の厳格化と、キューバ軍などが管理する企業との取引制限が柱。キューバや米観光業界から反発が上がる可能性がある。

 両国内の大使館の活動など、2015年のオバマ政権時に約半世紀ぶりに回復した国交関係は維持する。トランプ氏は昨年の大統領選中、オバマ政権のキューバ政策を「軍政を助け、キューバ国民の抑圧を拡大するもの」と批判。見直しを掲げていた。ホワイトハウス高官は15日、記者団に「選挙公約を果たすものだ」と説明した。

 見直しでは米国民の個人でのキューバ渡航を制限。軍や情報機関が管理する企業との取引や資金提供も規制する。米国民はキューバ政府の運営するホテルや軍管理の企業が関わるレストランなどを利用できなくなる。キューバの主要産業である観光への影響が予想され、米国の航空業界などからも懸念の声が上がっていた。

 トランプ氏は昨年の大統領選で、キューバのフィデル・カストロ政権(当時)と戦った在米亡命キューバ人らからなる、ピッグス湾事件退役軍人協会から推薦を受けている。

最終更新:6/16(金) 12:11
毎日新聞