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製造業の「大型倒産」を振り返る 最大規模はどの企業?

6/16(金) 16:47配信

ITmedia ビジネスオンライン

 エアバッグのリコール問題に揺れるタカタが、民事再生法の適用に向けて最終調整に入ったと日本経済新聞などが報じた。同社の負債は1兆円を超えており、倒産に至った場合は、製造業としては戦後最大規模になるという。

【戦後の全業種の大型倒産】

 では、戦後に発生した製造業の大型倒産には、どのような事例があるのだろうか――。東京商工リサーチが調査結果を発表した。

 17年6月現在、製造業での戦後最大規模の倒産は、プラズマテレビのディスプレイ製造を手掛けていた「パナソニックプラズマディスプレイ」(16年11月倒産)で、負債総額は5000億円。

 同社は全国に3カ所の生産拠点を設け、地上波デジタル放送用の高精細な映像を再現するディスプレイを製造。全盛期の09年3月期には売上高約3137億1400万円を計上していたが、競合との競争激化や市場価格の大幅下落によって売上高が大幅に低下し、破産に至った。

 2番目に大きな倒産は、半導体メーカーの「エルピーダメモリ」(12年2月倒産)で、負債総額は4480億3300万円。

 同社はNECと日立製作所の合弁会社としてスタート。03年には三菱電機からコンピュータ用の半導体メモリの一種であるDRAMの製造事業を譲り受け、国内首位かつ世界第3位のDRAMメーカーに成長。11年3月期には5019億5000万円の売上高を計上していたが、競争激化、製造コスト増、製品価格の下落などの影響で資金繰りが悪化し、破産していた。

 3位以下は、「都築紡績」(03年倒産、負債総額2418億2900万円)、「新潟鐵工所」(01年倒産、負債総額2270億円)、「三田工業」(1998年倒産、負債総額2056億7800万円)――と続いた。

●全体では「協栄生命保険」が最大規模 「リーマン」は2位

 全業種の中で戦後最大規模の倒産事例は、00年に倒産した「協栄生命保険」で、負債総額は4兆5296億9300万円。日本経済に大きな打撃を与えた08年の「リーマン・ブラザーズ証券」の倒産は2番目に大きく、負債総額は3兆4314億円だった。

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