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阪神・中谷 人生初5安打 内角打ち特訓で“余裕”できた

6/16(金) 9:10配信

スポニチアネックス

 ◇日本生命セ・パ交流戦 阪神3―2西武(2017年6月15日 甲子園)

 まるで打ち出の小づちだった。阪神・中谷がバットを振れば、お宝ならぬヒットがあふれ出た。チームでは13年5月11日ヤクルト戦の西岡以来、中谷にとっては人生初の1試合5安打。糸井不在の打線で輝きを放った。

 「(5安打目は)とりあえず還そうという気持ちで打席に立ちました。5安打というのは初めてですね。アマチュア時代にもありません。次も打てるように、また、しっかり頑張って行きます」

 初回2死一塁で放った左前へのポテンヒットがヒットパレードの号砲だった。先頭で迎えた4回にも左前に打球を落とし、波に乗った。再び先頭で迎えた6回。今度は痛烈な左前打を放って反撃のノロシを上げ、同点のホームを踏みしめた。8回にも右前打を放ち、自身2度目の1試合4安打。いや、まだだ。締めくくりは10回1死二塁。追い込まれながらも外角高めの154キロ直球を右前へ。未踏の地へ足を踏み入れ、原口のサヨナラ打をお膳立てした。

 「心の余裕」で、新境地を切りひらいた。金本監督が、その内幕の一端を明かした。

 「今、打撃コーチと一緒に内角の打ち方、腕をたたむ練習をしていて、昨日の試合でいきなり成果が出てね。完璧とは言えないけど、インサイドに投げられる嫌な感じが少し消えているんじゃないかなと。何とかなるというのが、どこかにあるんじゃないかな」

 内角対策で練習中のインサイドアウトのスイングが、苦手意識を打ち消しつつある。それが打席内の余裕にもつながった。試合前の打率・228は・253まで急上昇。片岡打撃コーチも「昨日くらいから直球に対応できだした」と愛弟子の成長に目を細めた。(惟任 貴信)

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