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<卵アレルギー>「生後6カ月から少量ずつ卵」で発症予防に

6/16(金) 19:09配信

毎日新聞

 ◇日本小児アレルギー学会が提言発表

 アトピー性皮膚炎などかゆみを伴う湿疹のある乳児には、医師の管理下で生後6カ月から少量ずつ卵を食べさせると卵アレルギーの発症予防につながるとの提言を、日本小児アレルギー学会が16日発表した。

 食物アレルギーの患者は増えており、東京都の調査では3歳までに16%が診断を受けている。特にアトピー性皮膚炎の乳児はリスクが高いとされる。

 かつては、アレルギーを起こしやすい食品は食べるのを遅らせる方が望ましいと考えられており、医師が避けるよう指導する時期もあった。ただ最近の国内外の研究では、食べる時期を遅らせると体が慣れず、発症のリスクをかえって高めることが分かってきた。

 医療関係者向けの提言では、かゆみを伴う湿疹のある乳児は、湿疹の治療をした上で、医師の指導で6カ月から微量の卵を食べ始めることを推奨。1歳時点で固ゆで卵約半分を食べてもアレルギー症状がないことが、予防ができている目安とした。食べ始める量は、固ゆで卵約0.2グラム(1個の約100分の1の量)を例示した。

 湿疹のない乳児は、生後5~6カ月から離乳食を与える一般的な進め方でいいという。同学会の海老沢元宏・食物アレルギー委員長は「安易に卵を避けるのではなく、少しずつ安全に食べていけば発症を抑制できることを伝えたい」と話す。【下桐実雅子】

最終更新:6/16(金) 19:09
毎日新聞