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インフラ銀、初の投資 インド向けに165億円

6/16(金) 7:55配信

産経新聞

 【済州島(韓国)=河崎真澄】中国が主導する国際金融機関アジアインフラ投資銀行(AIIB)は15日、インドのインフラ建設基金に対し、AIIB初の投資案件を実施すると発表した。投資総額は1億5千万ドル(約165億円)。同基金の株式を取得するなどの手法で一定額を投資するが、同基金が手がけるプロジェクトの審査など裁量権の多くはインド側に任せる。

 AIIBは従来、インフラ建設計画の採算性などを事前に審査し、資金を低利で融資する方式を取っていた。今後は融資だけでなく、投資方式も活用し、より自由度の高い資金の供給を進める。

 インドは中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に安全保障上の懸念があるなどとして、5月に北京で開かれた国際会議への政府代表団を拒否した経緯がある。AIIBはインド側に有利となる新たな資金供給方式で、取り込みを狙った可能性もある。

 AIIBの加盟国・地域は77に達しており、すでに日米が主導するアジア開発銀行(ADB)の67を上回る。AIIBは16日から韓国南部の済州島で第2回年次総会を開く。17日夕には金立群AIIB総裁が記者会見する予定だ。

最終更新:6/16(金) 7:55
産経新聞