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日銀、将来赤字の可能性=金融緩和の「出口」で―黒田総裁

6/16(金) 17:19配信

時事通信

 日銀は16日の金融政策決定会合で、物価の安定的な上昇に向け、国債購入などを通じて長短金利を誘導することを軸とする現行の大規模金融緩和政策の維持を決めた。黒田東彦総裁は会合後の記者会見で、大規模緩和を終了させる将来の「出口」局面で日銀が一時的な赤字に陥る可能性について、「前提の置き方によってはなり得る」との認識を示した。

 金利正常化に向けて出口局面で利上げを実施すると、日銀の財務は金融機関への利払い負担増加で大幅に悪化する恐れがある。ただ、一般企業と違って紙幣を自ら発行している日銀には資金繰りなどの心配がない。このため黒田総裁は「財務状況が政策を制約したり、通貨の信認を毀損(きそん)したりはしない」と述べ、財務悪化が政策運営に悪影響を及ぼすとの見方を否定した。 

最終更新:6/16(金) 21:26
時事通信