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<英EU離脱>19日交渉開始 英新政権発足待たず

6/16(金) 20:27配信

毎日新聞

 【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)からの離脱を巡る英国とEUの交渉が今月19日に始まることが決まった。EUと英政府が15日に合意し、共同声明を発表した。英国の新政権が正式に発足するのを待たない波乱含みのスタートで、初回は交渉の進め方などを巡る「交渉のための交渉」となる見通し。

 交渉はブリュッセルで行われ、EU首席交渉官のバルニエ元仏外相と英国のデービスEU離脱担当相が出席する。英国の総選挙で与党保守党が過半数割れし先送りが危ぶまれたが、双方は早期に交渉の場につく必要性で一致。選挙前に調整していた当初予定通り19日開始にこぎつけた。EU側は約1カ月に1度のペースで進めたい考えだ。

 今後数カ月の交渉はEUが求める「手切れ金」精算や、英国に住むEU出身者とEU域内に住む英国民の権利保障などが焦点になる。英国は自由貿易など新たな関係について早期の協議入りを望むが、EU側は「手切れ金」など離脱条件を巡る話し合いに進展がない限り認めない姿勢だ。

 英国は昨年6月の国民投票で離脱を決定。今年3月29日にEUに離脱を通告した。EU基本条約では交渉期間は通告から原則2年だが既に2カ月半が経過、2019年3月末に英国は加盟国の権利を失う。

最終更新:6/16(金) 20:27
毎日新聞