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中沢監督復帰の日本航空、9年ぶり甲子園へ全員野球

6/17(土) 9:03配信

スポーツ報知

 夏春6度の甲子園出場を誇る日本航空は今年1月、2008年夏に同校を甲子園に導いた中沢学教頭(37)が監督復帰。山梨県内6人目となる現役甲子園監督として再び聖地を狙う。

 帰ってきた指揮官と共に、日本航空が聖地に返り咲く。

 県大会9季連続4強以上と安定した力を持つが、2008年夏を最後に甲子園出場はなし。再建を託された中沢監督は「前回から経験を重ね、視野も広がったと思う。今年は明るくて重圧に強いチーム、いいところを伸ばし一緒にもう一度頂点を狙いたい」と笑う。現在は教頭と“二刀流”。練習中でも呼び出しがかかるなど多忙だが、選手に積極的に声をかけ、グラウンド内外での様子を観察しながら夏の戦いを模索する。

 チームに必要なのは一体感と話す。「投打に力はある。勝てないということはどこかに隙があるということ。追い込まれてから、仲間のために力を出せる選手になってほしい」。1軍、2軍、3軍の呼び名を、スターズ、ファイターズ、ルーキーズに改名。春には3年生だけでチームを作って遠征するなど、メンバーの入れ替えも積極的に行い、仲間の理解を深めた。監督と選手が一緒にサインを考えるなど様々な試みを続けた。

 主将の万谷魁投手は「監督は戦う時の気持ちまで一緒に考えてくれる。『失敗してもいい』という前に出る気持ちができてきたし、練習でも雰囲気が変わってきた」と変化を明かす。昨夏も出場、今年は4番打者として活躍が期待される上栗翔太一塁手は「監督には全員が一つにならないと勝てないよ、と言われました。掃除もみんなで行うなど、グラウンドの外から“全員野球”を作っています」と話す。指揮官は「県最大、110人の力を一つにすれば、山梨で一番大きな力になるはず。最大の力で、最高の結果をつかみたい」。9年ぶりの聖地へ、視界は良好だ。(大津 紀子)

最終更新:6/17(土) 9:03
スポーツ報知