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【巨人】5打点マギーの“仕事の流儀”「ホームランより打点」

6/17(土) 5:48配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人8―0ロッテ(16日・東京ドーム)

 巨人が投打で助っ人が活躍し、6月5日以来のリーグ4位に浮上した。5月27日以来の5番に入ったマギーが、初回に先制2点二塁打を放つと、5回には2点三塁打。さらに8回には左翼ポール直撃の7号ソロを放って3安打、日本では最多となる5打点を挙げた。投げては先発・マイコラスが8回2安打無失点の快投で6勝目を挙げた。8回には5年目の辻がプロ初タイムリーを放つなど、苦手としてきたロッテに完勝した。

 16残塁で敗戦した悪夢から一夜。マギーがことごとく目の前の走者をホームに迎え入れた。まずは初回1死満塁。「ここ1週間から10日間くらいチャンスで結果が出ていなかったのでリラックスしていこう」と思い、打席に入った。内角に低めに入ってくるシュートを捉えた。強烈なライナーは左中間を破り、先制2点二塁打となった。

 5回2死一、二塁では打球が中堅フェンスを直撃。お世辞にも決して速いとはいえない足で三塁を陥れ、来日初の三塁打で4打点目。「二塁を越えたところで足がもつれたよ」。さらに8回先頭では左翼ポール直撃の7号ソロ。「切れてファウルになるかなと思ったけど切れなくてよかったね」とニヤリと笑った。

 単打が出ればサイクル安打の大活躍。今季5度目の猛打賞で日本球界自身初の5打点を荒稼ぎした助っ人に、由伸監督は「全部いいバッティングだった。最初のチャンスで先制点を取れたのが大きい」と褒めたたえた。

 「ホームランより打点」という“仕事の流儀”がある。その裏側には恩師の言葉があった。大リーガーを多数輩出している名門カリフォルニア州立大学フレズノ校出身。大学1年時にコーチのボブ・ベネット氏から訓示を受けた。「打点を挙げて、打てなくても守備でしっかり守って失点を防げば打点と同じくらいの価値がある。この両方がチームに一番貢献できるんだよ」

 この教えを聞いた当時10代のマギー青年は自分のプレースタイルに生かそうと決めた。プロ入り後は打点と守備にこだわるようになった。「打点を挙げることによってスコアに表れる。チームに直接貢献しているといえる」。今季の目標は「チームの優勝とキャリアで1度しか達成していない100打点」だ。

 ベネット氏は80歳を超えた現在も米国で元気に過ごしており、年に1度は連絡を取り合っているという。「コーチは、大学野球の先、プロに行けるという自信をくれた人。巨人でプレーしていることももちろん知っているよ。彼は個人の成績よりもチームの勝ちに貢献することを常に考えていた。ここで優勝できれば、みんな活躍した選手の中に教え子がいるというのも分かると思う」とマギー。全63戦に出場中の助っ人は、チームのためという思いはもとより、恩師のためにも優勝のために尽力していく。(長井 毅)

最終更新:6/17(土) 8:05
スポーツ報知

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