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双葉郡の消防団再編検討 団員不足解決へ

6/16(金) 10:01配信

福島民報

 福島県の双葉郡8町村の消防団の再編成などを検討する「避難地域消防団再編支援会議」が発足し、15日に楢葉町で初会合を開いた。今後、消防団員不足など各町村の課題解決に向けて協議し、平成32年度までに地域消防体制の再構築を目指す。
 会議は双葉郡8町村や消防団、双葉地方広域市町村圏組合消防本部、県消防保安課、有識者などで構成する。各町村に設置する「消防団再編等プロジェクトチーム」が各消防団の現状と課題を分析し、地域の実態に即した組織再編や消防団活動の在り方を考える。プロジェクトチームの意見を踏まえ、支援会議では町村単位で解決できない問題などについて解決策を模索する。
 初会合では会長に「防災&情報研究所」代表の高梨成子氏、副会長に後藤隆県危機管理部参事兼消防保安課長を選んだ。任期は平成30年3月31日まで。
 双葉郡8町村は消防団員の確保が困難な状況が続いている。8町村合わせた消防団員の条例定数は、原発事故に伴う避難指示の設定などの影響により条例改正を行った町村があったため、震災前の2019人から1925人に減っている。団員数も震災前の1830人から1424人に減少、定数に対する団員数の充足率も91%から74%に低下した。関係者によると避難指示解除後も帰還していない団員も多く、火災発生時に活動できる団員数はさらに少ないという。
 会合では出席者から「団員の減少と高齢化で活動は困難な状況」「浪江町の山林火災では現場が帰還困難区域で出動できなかった」などの報告があった。

福島民報社

最終更新:6/16(金) 10:40
福島民報