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夜の森に給油所、19日再開 「町民が立ち寄る場に」

6/16(金) 12:07配信

福島民報

 東京電力福島第一原発事故に伴う居住制限区域が4月に解除された福島県富岡町夜の森で19日、ガソリンスタンド「コムロENEOS(エネオス)夜の森SS」が再開する。コムロ社長の古室良典さん(57)は「町民に立ち寄ってもらえる場所になればうれしい」と語る。
 再開を間近に控えた15日、真新しくなった店舗で設備の最終確認をする古室さんの姿があった。「ここでまた仕事できる。最高の気分だよ」と声を弾ませる。
 東日本大震災の当日は店舗にいた。激しい揺れで施設は損傷し、隣にあった自宅は全壊したが、ガソリンを求めてやって来る人たちのために夜通し給油を続けた。原発事故で、住み慣れた富岡町からの避難を強いられても、店を必ず再開させるという気持ちは失わなかった。
 被災した店舗の新築工事が始まると、昔なじみの町民が「いつから再開するの」とうれしそうに声を掛けてくれた。みんなが待ち望んでくれていると実感できた。同業の仲間からはタンクローリーを無償で譲り受けた。多くの人たちの温かさがオープンに向けた歩みを後押しした。「ここで一生懸命に働くことが恩返し」と力を込めた。
 営業時間は午前7時から午後7時まで。日曜、祝日は休む。問い合わせは同社 電話0240(22)3367へ。

福島民報社

最終更新:6/16(金) 12:22
福島民報