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燕・樹理、初完投4安打2失点!則本相手に「何とかやってやろうと」

6/16(金) 5:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・パ交流戦、ヤクルト6-2楽天、3回戦、ヤクルト2勝1敗、15日、神宮)日本生命セ・パ交流戦は15日、各地で6試合が行われ、ヤクルトは楽天最終戦(神宮)に6-2で勝利した。先発したプロ2年目の原樹理投手(23)が9回121球を投げて4安打無四球の2失点にまとめ、自身初完投で2勝目(3敗)を挙げた。プロ野球記録を更新する8試合連続2桁奪三振を記録していた則本昂大投手(26)に投げ勝ち、飛躍のきっかけにする。

 大粒の汗が額から流れ落ちる。九回二死二塁。原樹理はウィーラーから113キロのカーブで空振り三振を奪うと、大きく息をついた。ヒーローインタビューでは、自然と笑みがこぼれた。

 「ここ最近、負けが続いていた。相手(の先発)は則本さんでしたが、何とか食らいついて投げようと思っていました」

 直球の切れ、変化球の精度ともに完璧で、一回を3人で抑えると流れに乗った。最速148キロの直球と、110キロ台のカーブ、左打者の内角へのカットボール、課題だったフォークボールも要所で決まり、プロ2年目で初の完投勝利。チームに約1カ月ぶりの連勝と、7カードぶりの勝ち越しをもたらした。

 「ずっとエース級の投手と当たっていた。周りはエースだから仕方ないと言うが同じ野球をしている人間として悔しい。最後は何とかやってやろうと思っていました」

 8試合連続2桁奪三振を記録していた則本と渡り合った。2日の西武戦では菊池と、9日のロッテ戦では涌井と投げ合って負けていたが、3度目の正直でエース相手に投げ勝った。

 “勝負メシ”が効いた。試合がなく一部投手の練習が行われた12日、ランチで出前の鴨せいろそばを注文した。頼んだ先は千駄ケ谷の『みろく庵』。対局前の食事でも話題を集めるプロ棋士・藤井聡太四段(14)が、千駄ケ谷将棋会館での対局日に出前をとる店の一つだ。この日、26連勝を飾った藤井四段と同じ店の出前で鴨せいろそばを食べた週は、2戦2勝となった。

 「いままでの借りを返そうと思っている。先を見ず足もとだけを見て頑張りたい」

 14日の楽天戦で7回1失点と好投し、2勝目を挙げた由規に続く光明。一皮むけた昨年のドラ1右腕が、投手陣を支える。