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核兵器禁止条約、交渉会議開幕 広島市長が演説 「存命のうちに核兵器禁止が被爆者の切なる願い」

6/16(金) 10:12配信

産経新聞

 【ニューヨーク=上塚真由】核兵器の製造・保管などを禁止する「核兵器禁止条約」の第2回交渉会議で15日、広島市の松井一実市長が演説し、「存命のうちに核兵器の禁止を見届けることが被爆者の切なる願いだ」と述べ、会期最終日の7月7日までの条約案採択を訴えた。

 会議はニューヨークの国連本部で開かれており、松井氏は「被爆者は筆舌に尽くしがたい経験をへて『このような思いを他の誰にもさせてはならない』という揺るぎない信念にたどりつき、核廃絶や平和への願いを世界に発信し続けてきた」と発言。その上で、被爆者の苦しみに言及した条約草案を「心から歓迎する」と述べた。

 禁止条約に反対し、交渉会議に参加していない核保有国の指導者には、「真に核拡散の防止を願うならば、核軍縮の責務を果たすべく強いリーダーシップを発揮すべきだ」と訴えた。

 条約の草案は5月、3月に行われた第1回交渉会議の結果を踏まえて公表された。禁止対象とする項目など参加国の間でも意見の対立はあり、協議は難航する可能性もある。

最終更新:6/16(金) 10:12
産経新聞