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黒柳徹子さん、野際陽子さんへ手紙「あなたのいない世界は寂しい」

6/16(金) 12:25配信

産経新聞

 女優の野際陽子さんが13日に亡くなったことを受け、親交が深かった女優の黒柳徹子さんは16日未明、「あなたのいらっしゃらない、この世界は、寂しいです。本当にお友達がいなくなったようです」などと野際さんへの思いをつづった手紙を発表した。手紙の全文は次の通り。

     ◇

 「大好きだった、そして仲良しだった野際陽子さんへ 

 NHKに入ったのが、およそ60年前。あなたはアナウンサー、私は放送劇団。その頃からもう気が合っていて、一緒にフランス語を習ったり、同じお洋服屋さんで、お洋服を作ってもらったり。

 私は、あなたの感覚が、好きだったし、何より正直だった清らかなあなたが好きでした。

 長いことFAXでやりとりしましたね、流れるように美しい字のあなたのFAXは、カタカタと静かに送られてきました。大きくてガタガタの字の私のFAXは、あなたと対照的に、恐らく、ドタドタとお宅に到着したことでしょう。

 いつになったら、あなたが『やすらぎの郷』に沢山出ていらっしゃるかと、楽しみにしていました。あなたが病気で、それどころではない、なんて知らなかったのよ。一緒に芝居をやりましょうとか、よく話しあいましたね。

 野際さん、胸がいっぱいで、悲しく、なんと言ったらいいのか、わかりません。転勤で名古屋でのあなたの個人アパートに泥棒が入った話は、おかしくて『徹子の部屋』だけでも、4回は、して頂きましたね。いやがらずに、よく話して下さったわね。

 この2、3日は、ずっとあなたのことを考えていました。どうしてでしょうね。

 そういえば『死』ぬときのことなんかも、呑気に話しあっていましたね。次に、あなたにお会いしたとき、どんなだったか話しあいましょうね。

 

 野際さん、あなたのいらっしゃらない、この世界は、寂しいです。本当にお友達がいなくなったようです。

 

 じゃ、今度お会いするまでね。お友達でいて下さってありがとう」

最終更新:6/16(金) 12:25
産経新聞