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セクハラやじの後に起きたことは何か。東京都議会という「伏魔殿」

6/16(金) 6:02配信

BuzzFeed Japan

東京都議選の告示日が迫るなか、ひっそりと議員控室を片付けている議員がいる。無所属の1期生であり、一人会派「東京みんなの改革」の塩村あやかさん(38)だ。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

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今回の都議選には出馬せず、地元の広島に戻り、民進党公認で次期衆院選に挑戦する予定だ。

塩村さんといえば、2014年に一般質問に立ったときに「子どもを産めないのか」とヤジを飛ばされたことでも知られる。

東京都議会とは、一体どんな場所なのか。BuzzFeed Newsは、都議会を去りゆく塩村さんに話を聞いた。

窓のない「物置」で議員活動

都議会では、会派の変更があるたびに控室の移動があります。この部屋は、私が使わせてもらうようになる前は「物置」だったそうで、本会議中に都の職員が待機していた部屋なんです。使えそうな部屋はここしか空いていないということで……。窓がなく、形もいびつなのですが、ドアはつけてもらいました。

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テレビのバラエティー番組「恋のから騒ぎ」に出演し、放送作家として活動していた塩村さんは2013年、世田谷区から出馬し、初当選。「みんなの党」(その後「かがやけTokyo」に改称)の会派に所属していた。

2015年2月から一人会派「東京みんなの改革」所属に。主な政策は、動物福祉や子育て支援だ。脱退した「かがやけTokyo」は現在、地域政党「都民ファーストの会」となり、都議選では「小池知事支持勢力」で過半数の議席確保を目指している。

ひとりだけ資料をもらえない

一人会派の強みは、ガンガン主張していけるところです。でも、主張ができることと、主張を聞いてもらえることとは違います。

都議会は長らく「自民一強」でした。大会派には都職員のいわゆる忖度がはたらいているようですが、小会派は花を持たせてもらえない。

例えば、都議会だよりには、一般質問をした議員の質問内容が掲載されています。他の議員は顔写真つきですが、一人会派の私の写真は掲載されません。

質問した全議員の写真を掲載するか、全議員の写真を掲載しないというならわかるのですが、東京都議会には「一人会派の写真は掲載しない」という”決まり”があるそうです。

一般質問は、会派ではなく議員個人に時間が割り当てられているもので、議員に平等に与えられた権利です。その広報の仕方に差別があるのはおかしい。

こうした運営のやり方をいちいち変えたくても、そもそも都議会では、一人会派は「議会運営委員会」に入ることすらできません。全会派が入って話し合う場である「全員協議会」も開かれていません。

議運に何度も変更を訴えましたが、何の返答もありません。

一日中、誰もこの部屋を訪れてこない。私だけ資料がもらえないことや、委員会の忘年会に招いてもらえないこともありました。

笑っちゃうでしょう?

主張や提案をしても聞いてもらえないなら、せめておかしなところを追及していくのが、小会派である私の仕事だと割り切って、やってきました。

主に訴えてきた動物愛護や子育て支援には、1期目にして動きもありました。2015年、劣悪なペットショップに都から業務停止命令が下り、老朽化した動物愛護相談センターは整備決定にこぎつけました。

当選した2013年は、保育園に子どもを預けられなかった母親たちが杉並区に異議申し立てをした「保育園一揆」があった年でした。「保育は市区町村の事業」と傍観の立場をとってきた都に何度も訴え、待機児童問題を都の最重要課題と位置づけることができました。

都議会でやるべきことはやりました。一方で、一人会派としてこれ以上やっていくことに限界も感じました。都議2期目を目指さないと決めたのには、そうした理由もあります。

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多数派の声は大きく、少数派の声はかき消される。あのヤジ騒動のときの都議会も、そうだった。

2014年6月18日、塩村さんが初めての一般質問に立ったときだった。妊娠や出産、育児の悩みを抱える女性へのサポートについて質問している途中、ヤジが飛んだ。

「早く結婚したほうがいいんじゃないか?」
「まずは自分が産んでから!」

席に戻っても笑い声は止まらなかった。後に、自民党の男性議員が謝罪。他にも複数の議員からヤジや笑い声があったことが確認できたが、発言者は特定できなかった。

東京のみならず全国を揺るがしたヤジ騒動のあと、都議会は変わったのだろうか?

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最終更新:6/16(金) 6:02
BuzzFeed Japan

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