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6億再生の動画メディアC CHANNEL 「目標はディズニー」をもう妄想だとは言わせない

6/16(金) 7:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

「ほんと、こんなすごいオフィスになっちゃって……」

受付の女性社員が先を立って社内を案内しながら困ったような顔で笑った。5月末、 オンラインメディア・C CHANNELの新オフィスお披露目パーティでのことだ。C CHANNELは、LINEの前社長・森川亮(50)が立ち上げた女性向け動画メディアサービスを展開するベンチャー企業だ。

【画像】新しいオフィスの広い打ち合わせスペースで開かれたお披露目パーティで、挨拶をするCEOの森川亮

同社は5月半ばに原宿裏通りの雑居ビルから東京港区・赤羽橋に移転した。大手不動産会社の新築オフィスビル。広さ400平米。 パーティーには取引先や出資企業などから100人近くが集まった。ズラリと並んだお祝いの胡蝶蘭は50をくだらない。

中国での再生が3.2億回

2015年4月の創業時、振り出しは原宿のレンタルオフィスだった。その後は木造2階建ての一軒家、アパート、オフィスビル。2年で移転すること4回。スタッフが段ボールや金庫の上にパソコンを広げて作業をしていたり、男女共用トイレが1つしかない環境でひしめき合うように働いていた時期もある。

今度の新オフィスにはそれまで分散していたスタジオも一緒になったうえ、ミーティングルームも複数。トイレは女性用だけでも12あった。2K のアパートからいきなり六本木ヒルズに引っ越したかのようなアップグレード。創業時から働くその女性社員は「ほんと、恐縮しちゃうんですよ」と、首をすくめた。

C CHANNELは、ファッション、コスメ、料理、DIYなどの、ハウツーに徹底した動画メディアだ。ターゲットは F1層と呼ばれる20-35歳の女性。YouTubeと違って1分以内という「短尺」に、情報を詰め込んでいるのが特徴である。アプリでダウンロードできるプラットフォームと、SNSでの分散で、ジワジワと若い女性の間に浸透中だという。

売り上げの基本は、ネイティブ広告と、クライアント企業とのタイアップ動画コンテンツだ。

気になる売り上げについて「非公開」と代表の森川は答えたが、即座に「2年目(2016年度)は、1年目(2015年度)の10倍」とつけ加えた。広告収益に直結する動画の再生回数は、2015年9月670万回、2016年9月2.3億回。2017年1月には6億回に達した。

海外でもサービスを始め、中国での再生回数が3.2億回(2017年1月)と、飛躍的に伸びた。アジアに向けたEコマース事業、リアルショップ運営、現地化粧品メーカーとの協業による自社ブランドコスメの開発など、海外事業も動き出した。

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