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福井県議会が全国初のシステム 代表質問をリアルタイム文字配信

6/16(金) 8:13配信

福井新聞ONLINE

 開かれた議会を目指し、福井県議会は6月定例会から、代表質問の質疑をリアルタイムに文字化して迅速に情報提供するシステムを導入する。23日の代表質問を皮切りに年4回の定例会で、インターネットでライブ配信するほか、議場傍聴席の液晶モニターに表示する。議会事務局によると、佐賀県武雄市議会が本会議で同様のシステムを導入しているが、都道府県議会では初めて。

 県議会は耳の不自由な傍聴者向けに手話通訳者を配置しているものの、手話を十分理解できない人や耳の遠いお年寄りもいる。またネットで映像をライブ配信しているが、画面に手話通訳者は映らない。昨年4月に施行された障害者差別解消法の趣旨を踏まえ、新たなサービスを導入する。

 システムは▽議場の音声を携帯電話を用いて委託業者の入力センターに送信▽オペレーターが音声を即時に文字化し、指定されたURLに配信―する流れ。文字情報は議場傍聴席の液晶モニターのほか、パソコンやスマートフォンで見ることができる。文字表示と議会中継の両サイトを同時に開けば、やり取り内容と映像をともに把握できる。

 文字情報は議会ホームページ(HP)の「インターネット中継」のタイトル下にある「県議会同時文字表示」の項目をクリックすると見ることができる。文字化されたデータは代表質問当日中に議会HPに掲載する。手話通訳者は今後も引き続き配置する。

 15日に報道機関向けの実演が行われた。小林里代議事調査課長は「議場傍聴席だけでなく、どこからでも代表質問の審議状況を速やかに把握できるようになる。多くの方に利用してもらえれば」と呼び掛けた。

福井新聞社