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バーベキューは「焼肉」より「茶道」に近い! ビジネスに通じる“BBQの法則”

6/16(金) 6:01配信

ホウドウキョク

昨今のキャンプブームの折、外で楽しむ食事に注目が集まっている。その代表格と言えば、バーベキューだろう。参加者の予定を繰り合わせて、念入りに準備をして…と、手間暇掛けて楽しむアウトドアイベントのイメージがある。それらのひとつひとつには、もしかしたら仕事にも応用できるテクニックが隠されているかもしれない。

BBQ写真を見ながら「ビジネスに通じる法則」を探る

…しかし日本バーベキュー協会会長の下城民夫さんによれば、「そのスタンスは大間違い」とバッサリ切り捨てる。多くの日本人は、バーベキューについてなにやら誤解を抱いているらしいのだ。

日本はバーベキュー後進国。バーベキューの本当の姿は、“パーティ”

「バーベキューに関しては、日本はビックリするほど遅れています。日本では焼肉の延長のように思われていますが、アメリカをはじめとする本場では、パーティコミュニケーションの方が主体なんです。日本だと、料理して食べるのが8割で、残りの2割がコミュニケーションだとしたら、本場はその逆。食事2割、コミュニケーション8割です」

下城さんは広告代理店出身で、アウトドア専門の通信社を運営していたそう。仕事を通じて本場のバーベキューに触れ、カルチャーショックを受けたことが、11年前の日本バーベキュー協会の設立のキッカケだったとか。その深い文化性を広めるために、様々な活動を行っている。一般の人が受講できる『バーベキュー検定』や、企業との商品コラボレーション、バーベキューにオススメできる商品、場所の認定。そしてバーベキューの知識を持つ人をBBQインストラクターとして認定するなど、幅広い。

では、本場のバーベキューとは、果たしていかなるものなのだろうか。

「オーストラリアに行ったことはありますか? 街や公園、河川敷やホテルなど、いたるところに無料で使える電気グリル、パブリックバーベキューグリルが置いてあるんです。彼らはすぐに声を掛けあって集まり、そのあたりで買ってきたものを焼いて、ワイン片手にパーティを楽しみます。バーベキューを“バービー”と呼び、カジュアルに楽しむコミュニケーションの手段なんです」

そこには日本の宴会のような上下関係はなく、「レッツ、バービー!」のかけ声のもと、フラットに会話を楽しみ、知らない人も参加してくるような間口の広さがあるらしい。しかしそういった感覚を日本人が理解するのは、極めて難しいと下城さんはいう。

「なぜなら、日本にはパーティ文化がないからです。バーベキューは食事というより、コミュニケーションの考え方なんです。基本的にはどの国のバーベキューもパーティスタイルで、食事よりも人、中心。食事だけでは成立しないんですよ」

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最終更新:6/16(金) 6:01
ホウドウキョク