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ホークス打線大改造が的中 中田を5回途中で諦め…執念7人継投でリーグ最速40勝

6/16(金) 7:01配信

西日本スポーツ

 ◆巨人3-7ソフトバンク(15日・東京ドーム)

 悪夢の無安打無得点からお目覚め! 14安打7得点。1番松田に4番江川と対左腕仕様の打線大改造が的中だ。その4番がチーム初安打を放つと、今季2試合目のスタメンとなった鶴岡は自身2打席連発の先制2号ソロ。小刻みに1点ずつを積み上げながら8回には一挙3点を追加して突き放した。先発中田を5回途中で諦める執念継投。森の危険球退場もあってスクランブル感が漂う7人リレーで逃げ切った。

【写真】初の4番でいきなり安打を放ったホークス江川

 継投ノーヒッターを喫した前夜の試合終了から、長い、長い時間を過ごした。用兵、作戦…動きに動いて4時間20分は白星に着地。球団初の交流戦同一カード3連敗を阻んだ工藤監督は「3連敗するのとは2ゲーム違う」と胸をなで下ろした。「どんなにしんどくても勝てばいい試合」。ブルペンに残ったのは嘉弥真1人。ベンチには甲斐、栗原、長谷川勇だけだった。

 内川とデスパイネを欠き苦境の打線を大改造した。昨年7月以来の1番松田に願いを込めた。「最初から、初球からいける。今日も初球から…ヒットにはならなかった(初回遊飛)けどああいうのが大事」。プロ初4番の江川が2回、チーム11イニングぶりの安打。3回にチーム13イニングぶり得点となる先制ソロの鶴岡は2カ月ぶり、今季2度目の先発マスクだった。

 3番に戻した柳田が4回、内野ゴロ間の本塁ヘッドスライディングで追加点も、なお接戦は続く。6回無死一塁、5番に戻した中村晃に初球からセーフティーバント→バント→バスターと1球ごとにサイン変更。「相手に『何かある』と意識させたかったし、動いた方がうまくいく場合もある」。結果、暴投で走者が進み、中村晃は中前適時打。なお1死一、三塁で鶴岡に初球セーフティースクイズを命じ、失敗に終わった。

 継投にも血がにじむ。制球の不安定な先発中田を2点リードの5回1死一、二塁であきらめた。「今日はどうしても勝たなきゃいけない。勝ってるうちに何とかしなきゃいけない」。辛くも1点リードを保ってこの回を終えたが、6回に投入した森が先頭・陽岱鋼への頭部死球で退場。内容次第で7回も続投させる考えだっただけに痛恨だったが、火事場を岡本の底力と、岩崎の2イニングで越えた。

 2桁安打も7得点以上も1週間ぶりだった。「みんなが絶対、今日は何とかしなきゃいけないと思ってくれたから。その思いがしっかりゲームに出た」。リーグ最速の40勝。交流戦順位を2位に上げ、きょう16日からの最終カードでは1位広島と雌雄を決する格好だ。指揮官は「今日が終わったばかりでプレッシャーかけないでくれる?」と、さすがに期待感が疲労感にうずもれる様子だった。

西日本スポーツ

最終更新:6/16(金) 17:10
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