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【映像】春先の融雪増水に注意 ヨセミテ国立公園水難救助隊

6/16(金) 17:19配信

AP通信

(ヨセミテ国立公園 アメリカ 6月12日 AP)― 春先の気温上昇による融雪で水量が増えて、迫力満点のヨセミテ国立公園の滝だが、今冬の記録的積雪の影響で、これから初夏にかけて気温の上昇につれて、カリフォルニア州最大の観光名所では溺死の危険が増大する。

「近年にない記録的積雪と春先の大雪。その雪解けで川の水位が上昇しており、これから数週間は増水が続くだろう」と警鐘を鳴らすヨセミテ国立公園水難救助隊のムース・マトロー指導員。

公園内を流れる川は、川遊びやラフティング、渓流釣りで人気が高いが、今年は既に凍るような冷たい水の早瀬で数件の死亡事故が報告されている。

マトロー指導員は、「いま、もし君が流れの急なところで水に落ちたら、余程運が良くなければ、生存の可能性は極めて低いだろうね」と警告。同指導員は、今年は特に川に注意して欲しいという。

最近行われた水難救助隊の訓練でも、同指導員は「ここはディズニー・ワールドじゃないんだから。ここの自然は危険で、それなりの敬意を払う必要がある」と、リスクの高さを強調した上で、過去10年間で起きた事故の3分の2が、死亡事故だったことを指摘。川には人を引きつける魔力があり、写真撮影や水遊びが悲劇に終わることは珍しくはないという。

「観光客は水辺で写真を撮ろうと近づき、足を滑らせて川に落ちる。アッという間に10メートル、100メートル、200メートルと流され、そばにいた人は何も出来ない。この川は機関車だ。機関車の前に立ちはだかれば、機関車を止めるどころか、轢かれてしまう。それと同じで、観光客は川の怖さをもっと知る必要がある」

カリフォルニア州では、安全のためリクリエーションで川に立ち入ることを禁止しているところもある。ユタ州とネバダ州、ワイオミング州の河川は今後数週間融雪で増水する見通しだ。

(日本語翻訳 アフロ)

最終更新:6/16(金) 17:19
AP通信