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北海道の菓子メーカー 釜山、大邱など韓国地方都市に出店続々

6/16(金) 11:08配信

北海道新聞

大邱にロイズ、BAKE、ルタオ

 北海道内の菓子製造会社が、韓国内で販路を広げている。お菓子が北海道ブランドとして定着した上、スイーツブームが若い世代を中心に続いているためだ。首都ソウルだけでなく、地方都市の商業施設などにも相次いで出店。各社は隣国での需要を取り込もうと懸命だ。

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 韓国第3の都市・大邱(テグ)市の高級デパート、新世界百貨店大邱店地下1階。十数店ある菓子店の中にロイズコンフェクト(札幌)と、きのとや(札幌)の関連会社BAKE(ベイク、東京)、ルタオを運営するケイシイシイ(千歳)の道内関連3社の店があった。

百貨店などから出店要望が相次ぐ

 ベイクの販売コーナーには、店の奥で焼き上げたチーズタルト(1個2800ウォン、約274円)が30分おきに200個ほど置かれ、主に20~30代の若い世代が買い求めていた。この日が2回目という同市の女性(36)は「クッキーとチーズの絶妙な組み合わせがたまらないですね」と話し、笑顔を見せた。

 ベイクは5月、釜山に7店目を出したばかりだ。「韓国は日本人と味の好みが似ているため、日本の店と同じ品質で勝負できる市場」(海外出店の担当者)とし、今後はチーズタルト以外の別ブランドでの店舗展開も検討している。

 韓国では2012年にロイズコンフェクトが南部の釜山に進出した。国内でのスイーツ人気を追い風に、道産生乳を使ったケーキ「堂島ロール」が13年に大ヒットして北海道ブランドが定着。16年からはソウル以外に地方都市への出店も目立つようになった。ロイズ、ベイク、ルタオの3店だけで店舗数は5月末時点で、計22カ所に及ぶ。

 ケイシイシイは大邱、ソウル郊外の河南(ハナム)市などに4店を展開している。同社の海外戦略室の担当者は「百貨店などからの出店要望が続いている」と話す。(経済部 阿部里子)

北海道新聞

最終更新:6/16(金) 11:08
北海道新聞