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カナダGPを”支配”したメルセデスも、パフォーマンスにはまだ疑問符つき

6/16(金) 12:20配信

motorsport.com 日本版

 メルセデスは、カナダGPをルイス・ハミルトンが”支配”しポール・トゥ・ウィンを達成、チームメイトのバルテリ・ボッタスも2位になるなど完璧な週末を過ごしたにもかかわらず、マシンのパフォーマンスには未だ満足していない様子だ。

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 セバスチャン・ベッテルが4位、キミ・ライコネンが7位に終わったフェラーリにとって、カナダGPは今シーズン最悪の週末となった。このため、コンストラクターズランキングではメルセデスがフェラーリを逆転。ドライバーズランキングでは、ハミルトンがベッテルとの差を25ポイントから12ポイントに縮める結果となった。

 しかしモナコGPで不振に陥ったメルセデスは、まだ全ての問題を解決したとは考えておらず、レースがない今週末にさらに作業を進める必要があると確信しているようだ。

 特に、ハミルトンとボッタスが予選で感じるグリップレベルが異なっていることに対して、完全な答えが得られていないという。

 チーム代表のトト・ウルフは「彼らは実に似たセットアップをしているけれども、ルイスは予選を通じてグリップレベルが上がっていったが、バルテリは下がっていった。我々はその明確な理由がわからない」

「小さな疑問点が残っており、我々はそれらを乗り越えなければならない」

 次戦アゼルバイジャンGPが行われるバクーは狭く曲がりくねったストリートセクションを持つため、ロングホイールベースを持つメルセデスのマシン、W08にとっては理想的ではなく、そのため厳しい1戦になるかもしれないと認めている。

 ウルフは、メルセデスがカナダで物事を正しく進められたことを力強く思っており、アゼルバイジャンでもフェラーリと戦えることを望んでいる。

「またしてもチャレンジングな状況だ」と彼は語った。

「昨年も難しいレースだったが、それとは全く異なる。現時点では、我々はレースごとに一生懸命取り組み、冷静さを保ってポイントを獲得する必要がある」

「良い週末も素晴らしい週末もあるだろうし、時に悪い週末もあるだろう。我々にとってはモンテカルロ、フェラーリにとってはカナダがそれだった」

「データが集まれば集まるほど、理解が進む。昨年がそうだったし、我々は毎年強く成長している。それにこれは衝動的な仕事ではなく、科学的なビジネスだ。私は、我々がマシンのパフォーマンスを改善するために、1マイルの走行距離も無駄にしていないと思っているし、チャンピオンシップを戦うのに十分なパフォーマンスがあることを願っている」

Jonathan Noble