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公開された「みちびき3号機」。1号、2号と違う使命

6/16(金) 13:12配信

ニュースイッチ

気象衛星「ひまわり7号」を引き継ぐ

 内閣府と三菱電機は、三菱電機鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)で、日本版の全地球測位システム(GPS)「準天頂衛星システム」を担う測位衛星「みちびき」3号機の機体を公開した。8月11日に国産ロケット「H2A」で種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げる。さらに4号機を10月ころに打ち上げ、2018年度からみちびき4機体制で衛星測位システムを本格稼働する。

 みちびきの位置精度は数センチメートル。高精度測位を利用し、自動車や農業トラクターの自動走行、無人飛行機(ドローン)の自動飛行などへの応用が期待されている。1、2、4号機は静止軌道に対し軌道面を40―50度傾けた「準天頂軌道」を取るが、3号機は赤道上空3万6000キロメートルの静止軌道をとる。

 3号機は測位以外にも大きな役割を果たす。現在、国土交通省航空局が提供する航空用の補強信号は気象衛星「ひまわり7号」から放送している。20年度にひまわり7号が寿命を迎えるため、みちびき3号機がその役割を担う。

 さらに地震などの災害が発生した際、みちびき3号機を経由し、避難所で収集した被災状況や被災者の避難状況を防災機関に伝え、素早い救助や救援を実現できる。

最終更新:6/16(金) 13:12
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