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夢の舞台に 夏の高校野球・沖縄大会あす開幕

6/16(金) 16:10配信

沖縄タイムス

 夏の甲子園切符を懸けた高校野球の第99回全国選手権沖縄大会が17日、全国のトップを切って開幕する。出場する63チームの中には、ハンディを乗り越え、仲間とともに白球を追い掛け続けてきた球児や、公式戦の舞台を夢見てバットを振り続け、今大会で初出場を果たす球児もいる。それぞれの夏に懸ける思いを紹介する。

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初の公式戦に喜び やえせ高等支援2年・川上大喜と原一臣

 唯一の連合チームとして出場する南部商業・南部農林連合に、やえせ高等支援学校2年の川上大喜と原一臣の2人がメンバー入りした。同校は昨年4月に開校。高校野球連盟には加盟していないが、今大会から同じ敷地内にある南部商業としての登録が認められ、公式戦デビューを果たす。

 中学で野球を始め、「硬式野球がしたい」とやえせ高等支援学校に入学した川上。昨年4月から南部商業で汗を流してきたが、夏の県大会や県秋季大会には出場できなかった。「うらやましかったけど、いつかあの舞台に立てると信じていた」と、スタンドから声援を送り続けてきた。

 原も昨年12月に入部。初心者だが、週6日の厳しい練習にもめげずに食らいついてきた。今大会では三塁コーチャーとして起用される予定で、仲里武史監督は「自分を変えたいと入部してくれた。大きな成長につながるはず」とほほ笑む。

 2人の出場に、ともに汗を流してきた2年生メンバーも期待を寄せる。南部商業の花城蓮は「川上は『バッティングがうまくなった』と言っているので期待している。一緒に頑張りたい」と笑顔。また、昨秋大会以降、1人で南部農林野球部を支えてきた2年生の宮城大魁は「2人が一生懸命頑張っている姿を見て、他の人も元気になれる。連合チームとして初勝利をつかみたい」と気合十分だ。

 初戦は開幕日の17日、北谷球場の第2試合で八重山農林と対戦する。1年越しの公式戦出場に、川上は「やっと夏大会に出られる。うれしい」と大喜び。今大会では背番号9をまとい、右翼の守備につく。「声を出して元気よくプレーする。チームに貢献し、まずは1勝」と、胸を高鳴らせている。(我喜屋あかね)

最終更新:6/16(金) 16:10
沖縄タイムス

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