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玉川図書館「喫茶室」再オープン 憩いの場、装い新た

6/16(金) 2:07配信

北國新聞社

 1979(昭和54)年の開館以来、「本の虫」の憩いの場として親しまれ、昨年3月に休業した金沢市玉川図書館2階の喫茶コーナーが今月、営業を再開した。長年切り盛りしていた夫婦が引退し、市が新たな経営者を募ったところ、市内の企業が応じた。多くの人が愛着を持つ「喫茶室」の名を引き継ぐコーナーには、読書愛好者らが再び集い、本を読む合間のひとときを過ごしている。

 以前の喫茶コーナー「喫茶室」は、中庭を見下ろすロケーションにあり、来館者に親しまれてきた。しかし昨年3月、経営者の畦地昭孝さん(87)、貴和子さん(63)夫婦=金沢市東力4丁目=が、高齢などを理由に惜しまれながら身を引き、1年2カ月の間、休業されていた。

 8日に同じ場所で営業再開した喫茶コーナー「玉川図書館喫茶室 HASUNECafe(ハスネカフェ)」は、市内で障害福祉施設を運営する「ケアパーク金沢」(同市)が営業する。サンドイッチやドリア、コーヒー、ケーキなどを提供している。

 店名には愛着のある「喫茶室」の名称が残り、ハスネカフェの「ハスネ」は加賀野菜の「加賀れんこん」に由来する。店内は壁面の再塗装やじゅうたんの張り替えなど内装が改修され、白壁の落ち着いた空間に一新した。営業時間は午前11時~午後5時で、4人のスタッフが常駐する。

 昨年まで夫と2人で喫茶室を経営していた貴和子さんは、営業再開を知り「図書館の憩いの場が復活してくれてうれしい。これからも長く利用者に親しまれてほしい」と喜んだ。村田英彦館長は「より利用しやすくなった図書館に、気軽に立ち寄ってほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6/16(金) 2:29
北國新聞社