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同級生の絆キリコで深め あばれ祭、前厄の男衆が初企画

6/16(金) 2:07配信

北國新聞社

 7月7、8日に能登町宇出津地区で繰り広げられる県無形民俗文化財「あばれ祭(まつり)」で今年初めて、前厄の数え年41歳を迎える宇出津生まれの男衆が集ってキリコを担ぐ。あばれ祭のために里帰りする同級生が年々減っていることから地元在住者が企画した。57人中30人が参加を予定しており「これが宇出津の男だという心意気を示したい」と張り切っている。

 1977年、78年生まれの宇出津小、能都中の同級生でつくる「宇出津七七八(ななはち)会」が企画した。「NO LIFE NO あばれ祭」と背中に印字したそろいのTシャツを身に着け、キリコには学びやである宇出津小の校章が描かれた旗を取り付ける。

 七七八会の寺下裕二会長(39)=宇出津=が、働き盛りの30代を迎えてから、あばれ祭のために帰郷しない町外在住の同級生が増えたことを寂しく思い、前厄を迎える今年、企画した。キリコ修理を手掛ける本谷順一さん(宇出津)が所有する高さ約3メートルのキリコを借りる。

 あばれ祭初日の7日、寺下会長ら七七八会の同級生は、いやさか広場で海に飛び込む恒例の厄払いをした後、宇出津各地を巡行する。

 寺下会長ら町内在住の同級生10人で準備を進めており、Tシャツのほか、木札に「七七八会」の焼き印を付けたお守りも用意する。Tシャツとお守りは、今年のあばれ祭に参加できなかった同級生にも郵送で届ける。

 あばれ祭は約350年前に疫病の災厄を払うために始まったとされており、キリコは各町会、町内会ごとに保有しているため、町の枠を超えて担ぎ手が集まるのは珍しいという。

 寺下会長は「おれらの世代はもともと『まつりばか』が多かった。本番では気合を入れてキリコを担ぎたい」と語り、あばれ祭を通じた同級生の絆を深めることを願っている。

北國新聞社

最終更新:6/16(金) 2:29
北國新聞社