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焦らずにしっかり避難 新潟地震53年、市内で一斉訓練

6/17(土) 7:55配信

産経新聞

 26人が死亡し、33万人以上が被災した昭和39年の新潟地震から53年を迎えた16日、新潟市では発生時刻と同じ午後1時2分から地震対応訓練が市内で一斉に行われた。住民らが避難訓練に取り組んだほか、市が防災用の緊急速報メールを市民らの携帯端末に配信し、いざというときに備えた心構えを促した。

 同市東区の山の下小では、教職員と児童ら約250人が避難訓練に参加。地震の発生を告げる防災アナウンスが流れると、普段の取り組みの成果を生かし、児童たちは素早く机の下に潜り込んだ。さらに津波が発生したとの想定で避難指示が出され、児童らは4分ほどで整然と屋上に移動。周辺の住民ら80人も、同小の3階に逃げて安否を確認する訓練に参加した。

 視察に訪れた篠田昭市長は「今や新潟地震を知らない人が市民の過半数を占めており、風化させないため若い人たちに体験を伝えてほしい」と、当時の状況を知る住民らに訴えていた。

 同小6年の大平拓翔君(11)は「焦らないように注意し、クラスのみんなもしっかりできていた」と訓練を振り返った。韮沢均校長は「緊張感を持って取り組めた。今後もしっかりとした判断力を持ってほしい」と話した。

最終更新:6/17(土) 7:55
産経新聞