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W杯のためなら「どんな犠牲も払う」本田、“第二の故郷”で全身全霊宣言!

6/17(土) 7:00配信

サンケイスポーツ

 今季限りでACミラン(イタリア)を退団する日本代表FW本田圭佑(31)が16日、石川・星稜高時代の3年間を過ごした金沢市を訪問し、金沢大学で学生約600人に向けて約30分の特別講演を行った。6大会連続のW杯出場がかかる8月31日の豪州戦(埼玉)へ「どんな犠牲も払う」と、全身全霊でロシア切符をつかむ決意を表明した。

 有言実行の男が、約600人の学生を前に公約を掲げた。スタジアムのような熱気に包まれた金沢大のキャンパス。“特別授業”の教壇に立った本田は直近の夢を聞かれ、言葉に力を込めた。

 「ロシアW杯に出て、勝つこと。そのためなら何でもする。選手としての集大成になる」

 本田にとって金沢は高校時代を過ごした第二の故郷だ。グラウンドでは泥にまみれてボールを追いかけ、選手寮では「世界一まで、あと○日」と夢のカウントダウンをサッカーノートに書き記していた。熱い思いはあの頃と同じだ。日本は13日のW杯ロシア大会アジア最終予選・イラク戦(テヘラン)に引き分け、予選突破へ残り2戦(豪州、サウジアラビア)で1勝が必要だが、「そのためにはどんな犠牲も払う」と真剣な表情で語った。

 今季はACミランでベンチを温める日々が続き、来季は新たな移籍先を探す。「ひがんでネガティブにベンチで過ごすのではなく、監督目線で試合を見ていた。ある意味、トレーニングです。モンテッラ(監督)より僕のほうが監督のつもりで見ていたと思う」。屈辱にまみれても向上心は捨てなかったと、ジョークを交えて語った。日本代表では、不動だった右FWを一度はFW久保に奪われたが、13日のイラク戦では定位置に復帰。逆境にも懸命に前を向いてきた。

 「きょうという日をきっかけに、日本で成功することにとらわれず、世界に挑戦する野心を持ってほしい」

 学生に向けた言葉はそのまま、自身の決意表明でもある。「失敗は自慢できる。失敗をたくさんした人こそ格好いい」。その言葉が強がりでないことを証明するには、8月31日の豪州との決戦に、勝つしかない。

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