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阪神・鳥谷、風に流された打球キャッチ!将「昨年あれが捕れなくて…」

6/17(土) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・パ交流戦、阪神4-2楽天、1回戦、阪神1勝、16日、甲子園)グラブを差し出した右腕・久保がマウンドで転がる。勝負あり-。誰もがそう確信する鳥谷の鋭い打球が、二遊間を破った。

 「なんとか(走者を)かえせて、よかったです」

 高山の代走だった二走・俊介も悠々生還。2-1の八回二死満塁。中谷が見逃し三振を喫した後、若手の“ミス”をカバーすべく、チェンジアップをとらえた。

 今季20度目のマルチ安打で、6日のオリックス戦(京セラ)以来、9試合ぶりとなる打点。金本監督も「あれで勝利を確信できた。本当にいい働きでした」とうなずいたが、その直前の守備でみせた姿こそ、最も求めていたものかもしれない。

 八回先頭・松井稼の飛球。三塁・鳥谷は最初、ファウルエリアに歩を進め、上空をみた。ところが、このときの風は左翼から右翼へ、いつもとは真逆。とととっと再びインフィールドに戻ったが…。遊撃・北條とモロに接触。それでも、飛びついてつかんだ白球を、最後まで放すことはなかった。

 これまで遊撃手で4度、ゴールデングラブ賞に輝いている鳥谷には失礼だが、昨年とは雲泥の差…。「昨年の話してなんだけど…」。金本監督はフフッと笑いながら、「昨年(チームとして)あれが捕れなくて落とした試合も何試合かあったんでね」と振り返った。

 昨年5月15日のDeNA戦(横浜)は“お見合い”で、続く17日の中日戦(甲子園)では鳥谷が、内野フライを落球。指揮官は「プロ野球じゃない!」と椅子を蹴り上げた。翌18日の試合前には異例のフライ練習をしたが、チーム関係者によるとその際、「打撃練習をしなくてもいい。フライを捕る練習ばかりしたらいい」と、コーチ会議で頼んだという。

 前カードから左翼を守る福留も六回先頭で茂木のライナー性の打球をダイビングキャッチした。就任以来、口酸っぱく言い続けてきた球際への執念が形になってきた。

 「フライに強くなって、勝てるようになったというのは正直あるんじゃないかな」と虎将。広い甲子園を本拠地とし、貯金を積み上げるための“権利”は確かにある。

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