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「人生、決定的に変えた」=恩師コール氏に謝意―メルケル独首相

6/17(土) 6:01配信

時事通信

 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相は16日、コール元首相の死去を受け、訪問先のローマで記者団を前に声明を読み上げ、「コール氏は私の人生を決定的に変えた」と述べ、政界の恩師に謝意を表明するとともに、1990年の東西ドイツ統一を実現した同氏の功績をたたえた。

 
 東独の科学者だったメルケル氏は統一を機に政治家に転身。初当選したばかりの91年に当時のコール首相によって女性青年相に抜てきされ、順調にキャリアを歩むきっかけを与えてもらった。

 メルケル氏は「80年代に東欧で新しい精神が高まり、東独で平和的な革命が始まる中、コール氏はまさにその時にふさわしい人物だった」と指摘。「他の人たちがちゅうちょしていても、統一ドイツという彼の目標が揺らぐことはなかった」と類いまれな決断力をしのんだ。

 メルケル氏は98年のコール氏の首相退陣後に発覚した、同氏が絡む不正献金疑惑を厳しく批判。それ以降、2人の関係は冷え込んだと言われる。だが、メルケル氏は声明で「(東西統一後)これまでの27年間は彼なしには想像もできない。彼がいてくれたことに個人的に感謝する」と語った。 

最終更新:6/17(土) 7:31
時事通信