ここから本文です

IS、報復テロ激化か=「指導者殺害」で劣勢鮮明

6/17(土) 6:52配信

時事通信

 【カイロ時事】シリアとイラクで広範な領域を支配した過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者バグダディ容疑者が殺害された可能性があるとのロシア国防省の発表に対し、IS側は沈黙を保っている。

 しかし、仮に死亡が事実とすれば、ISは報復目的でテロを激化させる公算が大きい。ISはこれまでも劣勢になるたびに、中東、欧米など各地で報復テロを繰り返してきた。

 ISは首都と位置付けるシリア北部ラッカやイラク北部モスルで攻勢にさらされ、特にバグダディ容疑者がIS樹立を宣言したモスルは陥落寸前。両都市の市街戦で抵抗を続けるのはロシア南部チェチェン共和国や東南アジアなどから集まった外国人戦闘員が多く、幹部らは戦闘で死亡するか、シリア東部デリゾールやイラク北西部に逃亡したとされる。既に統治体制は崩壊同然の状況だ。

 公の場に姿を現さないバグダディ容疑者は、「既に役割が限定された象徴的存在」と指摘される。ISの実態は不透明な部分が多いが、「組織に関わる計画や命令は、幹部12人の『交渉委員会』が握っている」とも伝えられる。 

最終更新:6/17(土) 6:55
時事通信