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坂上嘉津季が先輩・伊調の階級制す「世界一の伝統を引き継ぎたい」

6/17(土) 6:03配信

デイリースポーツ

 「レスリング・全日本選抜選手権」(16日、代々木第二体育館)

 世界選手権代表選考会を兼ね、男女計8階級が行われ、女子58キロ級は昨年の全日本選手権で60キロ級を制した坂上嘉津季(24)=ALSOK=が初優勝した。

 「世界一」を背負う覚悟を、坂上が3試合すべて10-0のテクニカルフォール勝ちという圧勝劇でアピールした。

 優勝した58キロ級は、所属先の先輩・伊調馨がリオデジャネイロ五輪で五輪4連覇を果たした階級だ。「日本が世界一の階級。伝統を引き継ぎたい」。強い思いで、決勝は鋭いタックルから得点を重ねた。1週間前に右膝を負傷した影響を吹き飛ばし、2014年の60キロ級に続く2階級制覇を果たした。

 至学館大OGとして、卒業後もリオ五輪女子69キロ級金メダルの土性沙羅や、同63キロ級金メダルの川井梨紗子らと練習する日々。世界一強いと表現する充実の環境が、自信につながっている。

 14年に腰のヘルニアを手術した影響などで、リオ五輪代表選考レースから脱落した。58キロ級に転向した今年も、5月のアジア選手権は3位どまり。「絶対に世界選手権に行く、という強い気持ちだった。やっとスタートラインに立てた」との言葉に実感がこもる。

 まずは世界選手権代表をつかみ取ること。そして、60キロ級で9位だった14年世界選手権の雪辱を誓う。世界の頂点の景色を目に焼き付け、20年のメダル候補に名乗りを上げる。