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修理前にチェック 靴底の“減り”で体調不良の原因がわかる

6/17(土) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 毎日の通勤ですり減った靴底。修理に出す前にどこが減っているのか、しっかりとチェックしたことがあるだろうか。靴底の減り方はその人の歩き方の癖が出るため、体調をはかるバロメーターになるという。

「いびつな靴底の減り方は、病気や体の不調がある証拠です」と話すのは、「靴底の外側が減らなくなると体の不調も消える」(主婦の友社)の著者で柔道整復師の新保泰秀氏だ。

「かかとの外側だけが極端に減っている人はふだん足の外側に重心が向いています。そのため、脚全体にねじれが生じて骨盤がゆがみ、膝や股関節を痛めたり、腰痛や肩こりの症状にもつながりやすいんです」

 逆にかかとの内側ばかりが減っている場合は、内側に力が入りふくらはぎを大きく動かせないため、血行不良によるむくみや冷えが起こりやすい。つま先の減りは、つま先に重心がかかることから歩行に無駄な力が入って倦怠感につながるのだという。

■均等に減るのが理想

 そこで記者も自分が履いている靴底をチェック。すると、かかとの外側、しかも左足がより大きくすり減っていた。

「左右の減り方が違う人は特に注意が必要です。足の使い方に左右差が出て骨盤がゆがみ、体の片側だけ血流が悪くなるため、むくみや肩こりのほか、さまざまな症状を引き起こします。右側の減りが大きい場合は喘息や気管支炎など呼吸器系、左側は下痢や便秘、膀胱炎といった消化器系が弱い傾向が見られますね」

 なんと……確かに、慢性の便秘に苦しめられ、かれこれ10年以上も漢方薬を服用している。しっかりと靴底は体の不調を示していた!

 新保さんは、かかとの外側は若干なら多くてもいいが、基本的には靴底は均等に減るのが理想だという。そのためには、どのように歩けばいいのだろうか。

「重要なのは足首です。足首は足を支え、歩くことはもちろん、立ったり座ったりするなどの動作にも必要な部位。ここがゆがんでいると、すねや膝に負荷がかかってねじれ、骨盤のゆがみにつながっていく。つまり、足首の位置を正して歩くことが大切なのです」

 直立して足を一歩踏み出した時に、その足の中指がまっすぐ進行方向を向いていることが、正しい位置にあるひとつの目安だという。

「さらに、かかとの少し前、内くるぶしと外くるぶしを結んだ中心に重心を置くように意識して歩いてください。これだけでも体のゆがみがよくなり、身のこなしも美しく見えるはずです」

 新保さんの提唱する歩き方で肩こりや腰痛が治るばかりか、2週間でウエストが6センチ減った人もいるという。リラクセーションサロン通いやダイエットを始める前に、まずは足首の位置と歩き方の見直しをするといいかもしれない。