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栗原「入の沢遺跡」国史跡指定へ

6/17(土) 7:55配信

産経新聞

 文部科学省文化審議会が16日答申した史跡の指定に、県内から古墳時代前期後半(4世紀後半)の大規模集落遺跡である「入の沢(いりのさわ)遺跡」(栗原市)が入った。県内での史跡指定は35件目で、平成18年7月の「仙台郡山官衙(かんが)遺跡群」(仙台市太白区)以来11年ぶりとなる。

 入の沢遺跡では銅鏡4枚が出土し、古墳時代前期としては国内最北とされる。銅鏡のほか鉄製品なども見つかり、通常は古墳の副葬品となる遺物が集落跡から出土した貴重な遺跡と評価されている。竪穴住居跡を囲むように高い防御性を備えた大溝跡や材木塀跡が確認され、銅鏡などの出土品から当時の大和政権の勢力が及んだ北限域とみられている。

 北方には狩猟や漁労を基盤とした続縄文文化があり、大和政権の東北政策などを考える上で重要な遺跡とされた。

 また、今回は仙台郡山官衙遺跡群で、7世紀末頃に全面改修されたII期官衙中枢部の北東部の一角を追加指定するよう答申された。

最終更新:6/17(土) 7:55
産経新聞