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「駐在の嫁」奮闘中、広報紙連載で人気 京都・京丹波

6/17(土) 22:10配信

京都新聞

 京都府京丹波町富田の駐在所のミニ広報紙に所員の妻が連載中の記事が人気を集めている。住民と異なる視点で食べ物や催しなどの身近な話題を取り上げ、高齢化が進む地域を元気づけている。
 南丹署富田駐在所に勤務する金岩充巡査部長(39)の妻亜紗さん(34)。充さんが防犯や交通安全の呼び掛けを目的に毎月発行している「高屋川だより」(B5判)の裏面で「駐在の嫁!奮闘記」を連載している。
 特産の黒豆を取り上げた時は「甘いだけでなく、大人のほろ苦さもあり、本当においしい」と感動を伝えた。駐在所前の菜園で育てていたハクサイに肥料をやり過ぎて枯らした失敗談も紹介し「本当に残念。野菜は難しいですね」などと素直につづっている。
 駐在所員の妻としての役割も忘れない。詐欺被害の相談で駆け込んだ高齢者の様子を例に「まずは落ち着き、相談を」と注意を喚起するなど防犯などにも気を配る。
 連載は、充さんが2015年4月に同駐在所に赴任するまで京都市内に住んでいた亜紗さんが「地元に溶け込みたい」と同月から始めた。当初は数回で終わる予定だったが、「面白かった」「次は何を書くの?」などと反響があったため、以降ほぼ毎月掲載し、今月で25回を数える。亜紗さんは、府警本部の総務部長からこのほど感謝状を受けた。
 住民の評判に、充さんは「警察の広報紙は硬くなりがちだが、読んでもらいやすくなった」と喜ぶ。亜紗さんは「地元では当たり前でも私から見れば魅力的なものが多い。今後も明るい話題を取り上げたい。多くの人に楽しんでもらえたらうれしい」と願う。

最終更新:6/17(土) 22:10
京都新聞