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<核兵器禁止条約>被爆者 制定求め300万人署名提出

6/17(土) 11:22配信

毎日新聞

 【ニューヨーク國枝すみれ】核兵器禁止条約の制定に向け第2回交渉会議が開かれている国連本部で16日、広島と長崎から来た被爆者が条約制定と核兵器廃絶を求める約300万人の署名目録をホワイト議長に提出した。

 「ヒバクシャ国際署名」の活動は昨年4月、被爆者の呼びかけで始まったもので、9月の国連総会での提出を目指し運動している。6月9日までに296万3889人分が集まった。伝達式には、日本被団協事務局次長の和田征子さん(73)▽箕牧智之さん(75)▽川副忠子さん(73)▽長崎市長代行の朝長万左男さん(74)が出席。松井一実・広島市長も同席した。

 和田さんは署名目録とともに102歳の親戚の女性が手作りした金色と赤色の折り鶴を手渡し、「心優しい草案を作ってくれた。議長のリーダーシップに感謝している」と話した。議長草案は「ヒバクシャ」の苦しみに言及している。

 ホワイト議長は「とても感動している。今年4月に長崎を訪問して被爆者の話を聞いたのはとても重要な経験だ」と応じ、プレゼントされた赤い折り鶴がデザインされた被団協のバッジをうれしそうに胸につけた。

 核兵器禁止条約は第2回会議が終了する7月7日までに採択される見通しだが、日本は今年3月の第1回会議初日に条約交渉に反対の立場を表明し、その後、参加していない。

最終更新:6/17(土) 11:36
毎日新聞