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松山英樹は怒濤の7バーディーで8位タイ 全米OP優勝圏内に

6/17(土) 12:51配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【全米オープン 2日目】

 初日は大会史上最多の44人がアンダーパーと好スコアが続出した。松山英樹は82位と大きく出遅れ予選落ちの危機もあったが、この日は別人と化した。

 1番(パー5)は第2打を3Wでグリーン右手前5メートルへ運ぶ。イーグルチャンスを外からパターで狙い、返しの40センチを入れたのがバーディーラッシュの始まりだった。パー4では距離の短い2番は、第1打はドライバーでグリーン手前まで運び、アプローチを1.5メートルへ寄せて連続バーディー。

 その後も4番2メートル、6番4メートルとチャンスにつけて1パットで決める。7番はピンまで60ヤードの第3打を60センチに寄せて5つ目のバーディー。8番も157ヤードの第2打を9番アイアンでピンの右上6メートルに乗せると、軽いフックラインを読み切り3連続バーディー。前半はフェアウエーキープ率100%。グリーンを外したのは1度だけ。6バーディーの30で、4アンダーまでスコアを伸ばし、この時点で10位タイまで順位を上げた。

■好天と硬くないグリーンを味方に

 前日には天候が崩れるとの予報もあった2日目。雨が降るどころか青空に恵まれた。

 06年開場のエリンヒルズGCは、スコットランドのリンクスを模して造られている。コース内にほとんど木がなく、風があらゆる方向から吹き付ける。強い風を前提に設計されているため、グリーンに大きな起伏もない。予選2日間のように風がなければ難易度は一気に下がる。

 主催のUSGA(全米ゴルフ協会)にとってこのコンディションは大きな誤算となったが、好天と硬くないグリーンを味方につけて松山はバック9へ向かう。

 11番は1.8メートルのバーディーチャンスがカップに蹴られ、ここで「流れ」が止まるかと思われたが、13番(パー3)のティーショットを8Iでピン右8メートルへ。この長いパットを沈めてトップに3打差6位タイに浮上。上がり18番パー5の第3打はピンまで141ヤード。ピン手前3メートルのバーディーチャンスにつけたが決められなかった。それでも65は、2日目のベストスコアタイ。トップに2打差の8位タイで決勝ラウンドへ向かう松山は、「パットは自分の中でビッグチェンジした。ショットは朝からうまくいかない中で、これで行けるかなと思って1、2番でバーディーが取れた。3番でミスしてダメかと思ったが、うまくパーセーブできて、次(4番)も取れて不安がありながらも流れよくプレーできた。1日でこれだけよくなるということは、1日で崩れるかもしれないということ。久々にいいスコアが出てうれしい。あと2日も同じイメージで打てるよう、これからもう少し練習する」と言った。

 全米オープンのベストフィニッシュは13年の10位タイ。メジャー自己ベストは昨年の全米プロ4位。記録更新より、優勝も狙える位置につけた。