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<豪華寝台列車>瑞風デビュー 沿線歓迎「いつか乗りたい」

6/17(土) 11:48配信

毎日新聞

 「走るホテル」と言われるJR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」が17日、デビューした。乗客は「歴史的な列車」の一番乗りに満足し、疾走するダークグリーンの車体が見えると停車駅や沿線住民から歓迎の声が上がった。

【写真特集】JR大阪駅を出発した「瑞風」

 今回が新婚旅行という大阪府吹田市の主婦、小林あやかさん(39)夫婦は前日に結婚したばかり。2人は2015年2月、運行終了間近だった寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪-札幌)で知り合い、「もう一度乗りたい」と思っていたという。瑞風はこの寝台特急の車体色などを引き継いでおり、小林さんは「歴史的な列車に乗せてもらい、すごくうれしい。特別な時間と空間を楽しみたい」と幸せそうに話し瑞風に乗り込んだ。

 大阪駅のホームには多くの鉄道ファンが集まった。兵庫県西宮市の小学6年生、北本至さん(11)は瑞風をバックに笑顔で記念撮影。「意外に大きいと感じた。電車好きなので、いつか乗ってみたい」と話した。

 京都駅でも出発式があり、立ち寄り先の城崎温泉駅(兵庫県豊岡市)へ向かった。

 デビューした瑞風の最初の旅程は「文豪と維新の歴史をたどる旅」と題した山陰線下りコース。オープンキッチンの食堂車で昼食の京料理を味わい、城崎温泉駅で下車して温泉街を巡る。皇族が宿泊した旅館や作家・志賀直哉が滞在した部屋を見学し、伝統工芸品の製作を体験する。

 香住(かすみ)駅(同県香美町)ホームには約40分間停車し、初日のこの日は地元住民が傘踊りなどでおもてなし。夕食は車内で楽しみ、夜は豪華な部屋やラウンジカー、展望車で過ごせる。

 2日目は萩焼の工房や、吉田松陰ゆかりの地を訪ねる。豪華設備や立ち寄り先に加え、途中のビューポイントである余部橋梁(きょうりょう)(同町)や萩反射炉(山口県萩市)を車窓から眺められる「クルーズトレイン」ならではの魅力もある。【根本毅】

最終更新:6/17(土) 20:04
毎日新聞