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山梨はトラブル経験全国一&問題正答率ワースト HPで「お金の知識」

6/17(土) 7:55配信

産経新聞

 日銀甲府支店と県内金融機関の団体などが参加する県金融広報委員会は、一般の預金者などに金融の知識や判断力(リテラシー)を深めてもらうホームページ(HP)を立ち上げた。日銀の全国調査で、本県は金融トラブル経験者の割合が都道府県でトップ、金融リテラシーに関する設問の正答率も最低だった。知識を高め、金融に関する被害の回避に役立ててもらう。

 HP「山梨 金融リテラシー」は、日銀甲府支店のHPから入ることができる。トップ画面には、年齢など別に身につけるべき項目を整理した「金融リテラシーマップ」や、「金融リテラシー調査 山梨県版」「クイズ」など8つのボタンを置いた。「マップ」では、金融リテラシーの意義など基礎知識をはじめ、「家計管理」「生活設計」「金融知識や金融商品」など分野ごとの知識を、小中学生、大学生、社会人、高齢者など7つの年代別に説明した。

 ◆最下位…5割切る

 県内の金融関係団体がこうしたHPを立ち上げたのは、金融リテラシーに関する県民の理解度が低く、金融トラブルの経験者の比率が高いという、深刻な状況があるためだ。

 日銀が昨年6月公表した金融リテラシー調査で、全国の約2万5千人が回答した25問の正誤問題で、本県の正答率が全国最下位の48・7%だった。

 一方、振り込め詐欺など金融トラブル被害の経験者の割合は、全国最悪の11%に達した。相談窓口を知っている人の割合も67・7%と最下位だった。

 このほか、1カ月の支出を把握している人の割合が70・1%で40位、期日に遅れずに支払いをする人の割合は78%で最下位。金融商品の運用で他社商品と比較した人の割合も51・4%で44位と総じて低かった。

 県金融広報委員会の竹内淳会長(日銀支店長)は、「金融リテラシーが低いほどトラブル経験の割合が高くなる。リテラシーを上げればトラブルに遭う確率が減るとの思いからHPを立ち上げた」と利用を呼びかけている。

最終更新:6/17(土) 7:55
産経新聞