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広島・丸、3打席連発も… 孤軍奮闘“ソロ”って逆方向

6/17(土) 6:00配信

スポニチアネックス

 ◇交流戦 広島3―5ソフトバンク(2017年6月16日 マツダ)

 広島の丸佳浩外野手(28)が球団史に名前を刻んだ。16日のソフトバンク戦(マツダ)で1、4、6回に9号、10号、11号とソロ本塁打3連発。12年5月8日の阪神戦(新潟)でニックが放って以来5人目(6度目)の快挙となった。だが丸の孤軍奮闘も実らず、チームの連勝は3でストップ。交流戦は11勝5敗となり、鷹と勝率1位で並んだ。

 本拠地が大歓声に包まれた。3点を追う6回1死走者なし。バンデンハークの外寄り直球に逆らわず、丸は鋭い腰の回転で振り抜いた。放物線を描いた打球は左翼最前列へ。今季11号。快記録が生まれた瞬間だった。

 「いい形でボールに入って行けている。甘い球を一発で仕留めることができた。自分のスイングができた」

 3打席連続本塁打。広島では、12年5月8日の阪神戦でニックが打って以来5人目(6度目)、日本人選手では98年6月30日の横浜戦(現DeNA)で江藤(巨人打撃コーチ)が達成して以来3人目(4度目)の快挙だ。緒方監督は「すごい集中力。気合が入っとったね」と称えた。

 幕開けは1回。2死から甘いスライダーを左翼2階席へ。先頭の4回には5球ファウルで粘り、153キロをバックスクリーン左へ運んだ。ただ、4連発なら同点の8回無死一塁で岩崎のフォークに空振り三振に倒れ、厳しい表情で自戒した。

 「あそこでつなげられなかったので、厳しい(試合)展開になった。そこは反省点…」

 3年前からストイックな生活を送る。14年のオフ、好きだった飲酒とギャンブルを止めた。「体のことを考えて。子どもよりも早く死にたくないので」と笑いながら話したが、別の意味合いもある。後日、ふと漏らした言葉が印象的だった。

 「プロ野球を離れたら普通の生活に戻る。勘違いしたくない。ボクは極端なので」

 以来、たしなみ程度に付き合うことはあっても、長時間を費やすことはなくなった。自他ともに認める練習の虫。野球ひと筋、技術を磨き、たゆまぬ努力でつくりあげた頑強な身体が、劣勢の展開でも大歓声を呼ぶ3打席連続弾を生んだ。

 「負けているので記録は特に何も。切り替えてやるしかない」

 丸は反攻を誓う言葉に力を込めた。交流戦勝率1位へは連勝あるのみ。残り2戦、打率・409の絶好調男が雪辱の一撃を見舞う。 (江尾 卓也)

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