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<デンマーク王室>市民と身近な「普段着」 皇室と交流長く

6/17(土) 12:21配信

毎日新聞

 【コペンハーゲン山田奈緒】皇太子さまが15日から公式訪問されているデンマーク。その王室と日本の皇室は長年、親しい交流を続けてきた。今回も、フレデリック皇太子が空港まで皇太子さまを迎えに出向き、視察先を案内するなど手厚くもてなしている。

 デンマークの王室は、「気さくさ」で国民から親しまれている。マルグレーテ2世女王の住まいの宮殿前の広場は一般市民に開かれ、フレデリック皇太子ら王族が自分で車を運転して街へ買い物に出かけることもある。「普段着」の王族を市民が目にすることが珍しくないのが特徴だ。

 天皇陛下は皇太子時代の1953年に初めてデンマークを訪問された。陛下は当時の国王を王宮に訪ね、王妃らと昼食をとった。当時13歳だったマルグレーテ2世女王もいた。国王一家と写真を撮り、温かいもてなしをうけた。

 その後、即位した陛下と女王は相互に訪問するなど、交流が続く。東日本大震災の際は王室が義援金を集めるなど率先して被災地支援に乗り出した。親密な交際は次代を担う両国の皇太子にも引き継がれている。

 皇太子さまは15日、コペンハーゲン近郊の空港に到着。フレデリック皇太子はタラップ下で皇太子さまを迎え、下りてくる皇太子さまを両手を広げて待ち受けると、笑顔で抱擁してあいさつを交わした。さらに、自身の「お召し車」に招き入れ、ともに貴賓室に向かうと約15分、懇談した。訪日の思い出話などで盛り上がったという。公式訪問とはいえ、元首など国賓としての訪問ではないため、フレデリック皇太子が出迎えることは特別な対応と言える。

 16日以降の日程でも、フレデリック皇太子が皇太子さまを案内するなど顔を合わせる機会が多く、外交関係樹立150周年をお二人で盛り上げている。16日に訪ねた国際貢献顕彰碑やアマリエンボー宮殿では、お二人のリラックスした表情が目立った。20日(現地時間)にデンマークを離れるまで、皇太子さまは女王との昼食会やフレデリック皇太子夫妻との夕食会も予定されている。随行者らを入れないプライベートな空間で歓談される。

最終更新:6/17(土) 12:41
毎日新聞