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日米交流で90年前渡米の人形「ミス三重」里帰り 来月に記念展

6/17(土) 7:55配信

産経新聞

 日本と米国が互いに人形を贈り合う交流を行ってから今年で90年を迎え、三重から米国に贈られた人形「ミス三重」が同県に里帰りする記念展が、7月11日から9月3日まで津市の県総合博物館MieMuで開かれる。ミス三重1体のほか、嫁入り道具として贈られたミス三重の調度品、当時の三重の子供たちが書いた手紙などを公開、戦前の日本、三重の海外交流の一端がのぞける貴重な機会となりそうだ。

 同交流は昭和2(1927)年、日本のひなまつりに向け米国から1万2千体の「青い目の人形」が届けられ、その礼として日本の各県などから計58体の人形を集め、クリスマスに向け米国に贈ったもの。三重からは「ミス三重」や当時の小学生らの手紙約200通が贈られたという。

 今回の展示を主催する答礼人形「ミス三重」の会によると、ミス三重は高さ85センチ。たんすや手鏡など、ミス三重の嫁入り道具のミニチュアとともに、ネブラスカ大学州立博物館で保存されている。

 一方、青い目の人形は三重に200体が渡り、現在は小学校などに9体が残っているという。

 展示では、ミス三重と調度品、青い目の人形などを並べる。7月11日のオープニングセレモニーでは、当時の小学生で手紙を書いたという津市在住の浦山ふみさんも出席しテープカットを行う予定だ。

 また、8月30日には、青い目の人形を保管している松阪市の豊地小学校とネブラスカ州のファイアーリッジ小学校の子供たちがテレビ会議で交流する催しも。

 ミス三重は平成21~22年にも里帰りしており、今回で2回目の里帰りに。竹林武一・同会会長は「90周年での里帰りが決まり、大変うれしい。テレビ会議など子供たちの交流にも期待している」などと話した。

最終更新:6/17(土) 7:55
産経新聞