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“本田教授”熱弁!ミラン不遇も糧「ベンチから監督目線」

6/17(土) 6:00配信

スポニチアネックス

 日本代表FW本田圭佑(31=ACミラン)が16日、中国・上海から帰国して石川県金沢市内の金沢大で特別講演を行った。自身のマネジメント会社「HONDA ESTILO」が金沢大、金沢市とスポーツ事業で連携しており、公開での大学講演が実現。星稜高時代の3年を過ごした第二の故郷で“本田教授”が今シーズンの振り返りや今後の青写真について約30分、熱弁を振るった。

 金髪に白スーツ。奇抜すぎる格好の“教授”だが、その言葉にうそはない。学生から一番かなえたい夢を問われた本田の答えは単純明快だった。「来年のW杯に出られるかどうか。今(予選が)凄く接戦な状況。そこに出ること、そして、勝つことが僕のサッカー選手としての集大成になる。近未来の目標は来年のロシアW杯。そして、そこで勝つ。そのためには、何でもやる。どんな犠牲を払ってでもやる」。その決意表明に会場は静まり返った。

 どんな状況でも諦めない。そしてポジティブ思考に変え、目標達成へ突き進む。それは本田が伝えたい人生哲学だった。今季、ACミランで不遇をかこち「あんなにベンチに座った経験は一度もなかった」と振り返る。その中でも発想を転換し、自分の糧にした。「ベンチから監督目線で選手たちを見る。試合に出ているとその視点では見られない。新たな僕のトレーニングですよね。ACミランのベンチで、モンテッラ(監督)よりも僕の方が監督のつもりで試合を見ていた」。独特の考え方で、W杯へ向けて進化し続けていることを明かした。

 この日は600人を超える学生が会場に押し寄せ、約800人が壁の向こうから漏れる“本田教授”の講演を聴いた。イングランドの名門アーセナルが獲得に興味を示すなど、去就にも注目が集まる。「ACミランが好きです」と言った学生に本田は「僕、ミランはもう契約切れるんでね」と“自虐ネタ”で笑いを誘う場面も。新天地、そして集大成のW杯への挑戦。第二の故郷で示した生きざまは、これから証明する。