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口、足で絵画描く 福井で作品展

6/17(土) 7:55配信

産経新聞

 生まれつきまたは事故や病気などで手の自由を失うというハンディを乗り越え、口や足で芸術に打ち込む画家の作品を集めた「絵画展 口と足で表現する世界の芸術家たち」が16日、福井市大和田のラブリーパートナー・エルパで始まった。画家を招いた実演があり、観覧者は鍛錬で磨かれた技を堪能した。展示は18日まで。実演は17日も予定されている。

 国内外の画家39人が描いた油彩や水彩、日本画など約50点を展示。口や足で絵筆を操って描かれた絵は、動物の躍動感や風景の温かさなどを伝えている。

 実演は大阪府在住の画家、森田真千子さん(61)。生後10カ月で脳性まひを患い、両手や足が不自由になったが、養護学校小学部のころから口で文字を書く練習を続け、筆をくわえての絵にも挑戦。高等部卒業後、絵画による自立を決意し、平成4年に「口と足で描く芸術家協会」の正会員になった。

 森田さんは「展示されている作品は一般の人と変わらず、絵として楽しんでもらえる。さらに絵に添えられたプロフィルで、画家が障害をいかに克服してきたのかを見てもらいたい」と話した。

 絵画展は三菱電機ビルテクノサービス(東京)主催。社会貢献活動の一環で全国を巡回しており、福井市での開催は3回目。

最終更新:6/17(土) 7:55
産経新聞